大手潤滑油および自動車用化学製品のメーカー兼ディストリビューターは、タイ市場での販売拡大を加速するため、現地の流通パートナーを特定する必要がありました。そこでTractusは、タイで販売代理店として機能できる企業を評価・選定するためにクライアントから依頼を受けました。
アプローチ
Tractusは、タイにおける潜在的な流通パートナーを特定・評価するため、10週間にわたる包括的な調査プロジェクトを実施しました。調査は複数の段階で進められました。
- Tractusとクライアントは、評価対象となる8つの優先業界分類を特定し、それに基づいて2,939社のロングリストを作成しました。対象には自動車部品、アクセサリー、修理工場などのディストリビューターが含まれていました。
- ロングリストの企業は、クライアントとの協議を通じて設定した**9つの重要選定要因(Critical Selection Factors:CSFs)**に基づいてスクリーニングされました。これにより、企業の財務力や運営能力など、流通パートナーとしての適性が評価されました。
- データの有無、事業の関連性、売上規模などの基準に基づき、段階的に企業を絞り込みました。
- さらに一次調査を実施し、流通カバー範囲、パートナーシップへの関心、販売・マーケティング能力などの実務的な能力を確認しました。
- 最終候補企業の比較には、Kepner-Tregoe(K-T)分析モデルを適用しました。評価基準には売上、財務成長率、流通ネットワーク、販売カバー範囲、マーケティング能力、パートナーシップへの意欲などの重み付け指標が含まれました。
結果
最終的に19社がすべてのCSF基準を満たし、クライアントが商業的パートナーシップの可能性について詳細な協議を行うに値する企業として選定されました。
さらにTractusは、これら19社を設定された評価基準に基づいて客観的に比較し、クライアントの要件に最も適合する上位10社を最終候補として推奨しました。